おかずは豚汁
昨日は日曜日だったんだけど
姉ちゃんに対して
やってよかったなってことがあったから
今日はそのことを話すね。
まずは土曜日のこと。
いつものようにお昼ご飯を作ったら
姉ちゃんに
”父ちゃんが作るのはいつも一緒だね”
って言われちゃったんだよね。
父ちゃんは基本ご飯を
昼も夜も作っているんだけど
昼に関しては特にバランスも考えないで
簡単なものを作ってるんだ。
でね
その日のお昼は
釜揚げうどんと買ってきた串カツ。
姉ちゃんに言われて気付いたけど
たしか先週も釜揚げうどんと
買ってきた何かだった気がする。
いつも一緒だねって言われた父ちゃんは
姉ちゃんにこう言った。
”食べたいものあるなら言ってくれや”
#おとな気ねーな
ただそう言ったのには
ちょっとした背景もあって
普段姉ちゃんに
”食べたいものある?”
って聞いても
たいてい
”何でもいい”
って答えるから
聞く習慣がなくなっていたんだよね。
ただそれは
”毎回聞くの面倒だな”っていう
父ちゃんの一種のあきらめであって。
そして
子供との対話を
親からあきらめてはいけないわけで。
そこで
日曜日の昨日はしっかりめに聞いたんだよ。
”何食べたい?”って。
姉ちゃんは言ったよ。
”おにぎり食べたい”
って。
。。。
。。。
。。。
うどんと大差なくね?
って父ちゃんは心の中で思ったよ。
#言葉がこぼれ落ちるギリ手前
ただそのオーダーを
最大限にするのが親の務め。
そこで父ちゃんは姉ちゃんに言ったよ。
”じゃあお昼はおにぎりパーティしよう”
と。
~つづく~
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