負ける理由

歴史

歴史から学ぼう

第一回目の遠征にして
いきなり目的を果たした

ノリノリな十字軍なんだけど
#父ちゃん的に
#昨日の話めっちゃ好き


十字軍を派遣した
西側のキリスト勢にも誤算はあって


エルサレムを陥落させた
遠征軍の大将


”おれはエルサレムの王様になる”


って
勝手に言いだしちゃったんだよね。


これには
派遣元の西ローマ教皇もビックリで


本来は

エルサレムを
”キリスト教徒のための聖地”として
統治する予定だったのに


遠征軍によって

”十字軍による国家”ってカタチで

王国が建国されてしまったんだ。


そんな
想定外の誕生をしたエルサレム王国
#遠征軍以外全員ビックリしてる

建国するまでは
割とスムーズだったんだけど


100年経たないうちに
#けっこう長いね


再度イスラム勢に
奪われ返されちゃったんだ。


奪い返したのは
イスラムの英雄サラディンって人で


この人の話だけで
テーマが一本作れるくらいの人なんだけど

今回は時間の都合上
まるっと割愛するね。
#いつかやりたい
#ハンニバルとかもね


奪還された理由としては

サラディンがすごかった
ってのもあるんだけど


そもそもとして


第一次十字軍遠征後は
聖地奪還の目的を果たして帰国する人も多かったし
#兵力が減ってる

エルサレムの周りは
ほとんどイスラム勢だし
#常に敵に囲まれてる

応援を呼ぶにも
ヨーロッパからめっちゃ遠いし。
#補給が大変

っていう


そんな悪条件


しっかり重なっていたからね。

。。。

。。。

。。。


負ける理由しかなくね?
なんなら耐えたほう


歴史が証明するように


はるか遠くまで遠征して
領土を拡大し続けた国や軍隊は

もれなく負けていて


十字軍も例外ではなかったんだ。


そしてその後も
十字軍遠征が重なるにつれて
#時代が経つにつれて

当初の理念や目標も
どんどん薄れていっちゃって


悲しいことに
十字軍遠征中には

キリスト教徒
イスラム教徒やユダヤ教徒に対して

暴力や略奪行為を行うことが
多くあったみたいで


それによって各宗教の対立

深刻化しちゃったんだよ。


一度は奪ったエルサレムにしても


その後200年も続いた遠征のなかで


十字軍


その地を奪い返すことは


ついになかったんだ。



~つづく~



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