細かいことだけど押さえておいてね
中東とアラブ諸国とイスラム諸国。
これらは一緒くたにしてしまいがちなんだけど
実は明確な違いがあって
アラブ諸国とは
アラビア語が公用語の国や地域のこと。
そして
アラビア語を母語とする人をアラブ人というよ。
ようは
中東は地理的な区分け
アラブ諸国は言語的な区分けなんだよ。
じゃあイスラム諸国はなに？
ってことだけど
イスラム教が主要な宗教がである国々のことを
イスラム諸国って呼ぶんだ。
＃イスラム諸国は世界中にある
だからイスラム諸国って大きなカテゴリーの中で
中東とアラブ諸国が区別されてるんだ。
ちなみにイランは中東には含まれるけど
ペルシャ語の国だからアラブ諸国には含まれない。
同様にイスラエルも中東ではあるけど
ユダヤ教の国家だからアラブ諸国に含まれない。
＃公用語はヘブライ語
イランという国は
今回のテーマに特に大きく関わる国だから
しっかり押さえといてね。
＃テストに出ます
最後に
とあるアラブ人の言葉を紹介するよ。
アラブでは宗教の位置づけが非常に高い。
多くの人はまずイスラム教徒である自分を大切にし
次に来るのはアラブ人である自分。
そして最後に来るのは国民としての自分である。
もちろん、皆が必ずしもそうであるとは限らないが
アラビア語という共通のコミュニケーションの道具を持っていることで
国籍や宗教を超えてお互いに同胞感を持つ。
国が違っても、相手がアラブ人であるなら兄弟のように接し
お互いに強い親近感が生まれる。
どう？
日本に住んでいると
馴染みのない思想だよね？
イスラム諸国については
勉強をすればするほど複雑さが分かってくる。
だからこうやって
ひとつひとつ細かく話しているんだよ。
なるべく理解しやすいようにね。
この先同じ話をすることも
たびたびあると思うんだけど
それは決して
父ちゃんが一度話したことを
忘れてるわけじゃなくて
違う文化の話だからこそ
きみの理解を深めるために
あえて何度も
話すんだからね。
。。。
。。。
。。。
予防線張んな！
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