完全に余談回
今回は
シーア派とスンニ派についての
めちゃくちゃマニアックな余談回。
#覚えなくてもいいよ
イスラム教においては
”救世主”という概念はない
って話をしたけど
実は
救世主を待っている宗派もあるんだ。
それがイランのシーア派なんだけど
その”イランのシーア派”のことを
”12イマーム派”と呼ぶんだ。
#ややこしいね
#イラン以外にも信者はいるよ
前回も説明したけど
シーア派の後継者は血統に基づいている。
その後継者のことを
”イマーム”って呼ぶんだけど
12代目のイマームが
急にいなくなっちゃったんだよね。
#9世紀くらいの話
#社長が行方不明
そこで生まれたのが
”イマームは「大隠れ」に入ったけど
将来的には救世主として現れる”
って解釈なんだ。
#後付け感強め
そしてその解釈を信じる人たちを
”12イマーム派”っていうんだ。
その後イランでは
1979年にイラン革命が起こり
#この辺は今度話すね
革命を導いた
宗教指導者のホメイニ師ってひとが
”12代目のイマームが再臨するまでの間は
イスラムの教えを極めたひとが
つなぎで代理を務めればいい”
って思想を打ち出し
初代の”最高指導者”になったんだよ。
#12イマーム派としての
#初代社長代理
結果イランでは
12イマーム派の思想が一層強調され
ゴリゴリのイスラム原理主義国家になっていったんだよ。
ただね
”12イマーム派”はイランのシーア派であって
ほかのシーア派閥では救世主を待ってないし
イラン以外のシーア派の国では
”最高指導者”は存在しないし
#イランのみの影響力
当然スンニ派においては
もともとのイスラム教の教え通り
救世主として期待するような
特定の人物や概念は存在しない。
#ややこしいね
というわけで
とっても複雑で
とっても長かった余談も終わりだよ。
いやー
相変わらずといいますか
余談だけで
一回分話しちゃったね。
。。。
。。。
。。。
成長しねーな!
#まあな
ちなみに今後の
歴史シリーズなんだけどね
”十字軍”
”世界大戦”
”アラブの春”
ってのを軸に話していくから
覚悟して待っててね。
#まだ序盤

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